質問コーナー_7
2円の交点を通る図形
Focus Gold(ⅡB) p.184 例題102のFocusの部分で、
k=-1のとき2つの交点を通る直線を表すことはわかるのですが、k≠-1のときなぜ2つの交点を通る円を表すことができるのかわかりません。
【解説】
具体的な例で見てみましょう。数学Ⅱの教科書を参照して下さい。
2つの円 の共有点の座標はp.98「応用例題5」のように連立すれば求められます。
では ‥‥① という式は何を表しているのか?
展開して整理すると
‥‥②
のとき
直線
のとき
②を で割って 変形すると
となり
中心 半径 の円を表しています。
つまり の値によって中心も半径も変化する円を表します。
しかし の値が変化しても必ず通る点があります。
それが、2つの式
を満たす点すなわち2円の交点です。(この2つの式が成り立てば がどんな値でも①の左辺は必ず0になる)
ということで
のときは2円の交点を通る直線を
のときは2円の交点を通る円を表します。
p.99「応用例題6」参照
質問した生徒へ
まだ良くわからなければ、コメント欄かメールで解らないところを具体的に教えて下さい。